あたまのなかのこと
私ってね、昔から頭の中で誰かがずっと怒ってるんです。
例えばイタリア語がうまく話せないときは日本のオペラの台本を翻訳しているようなプロ中のプロである人に「お前はアホか!なんで勉強せぇへんかったん?」とタバコの煙を吹きかけられるような気がしてしまうし、
さささっとメールの返事が出せないときなどは、姉が出てきて「私は48時間返事がなかったらその人は自分の中で「誠実ではない」と判断するねん。だからあんたもそのつもりでおって!」と恐ろしい勢いで怒鳴られ、
フェイスブックで何かを投稿するときは嫌味が好きな人々が「こんなの書いちゃって・・・」と冷めた目つきで見ながら饒舌に私の批判をしているに違いない・・・と思ってしまうし、
家の掃除をしているときは、「こんなん掃除とは言わへんのじゃ!」と舅であるおじいに後ろから小突かれるような気がするし、
自分が取り組みたいことに取り組めていないときは、立派なスピリチャル世界で堂々と生きている人たちに「なにを気にしているの?もう自分の事をやればいいじゃない」と蔑まされるように見られている気分になるし、
歩こうと思いながら歩けないときは、ピラティスの先生や昔のネット塾の先生に「そんなんじゃ体は醜くなるし、教えた意味がない!」と呆れられているような気持ちになるし、
料理を中途半端にしかしないときには「そんなんで家族に出しちゃうんだ・・・信じられない・・・」と料理が上手な人々に呟かれているような気になるし・・・
足湯をしたほうがいいとわかっててやらないときは、穏やかで大好きな人生の先輩である友達が「あ〜あ〜・・・やれば楽になるからやるといいよ、って教えてあげたのにやらないんだね・・・」とガッカリしている姿が目に浮かんでくるし、
本当はブログ書きたくて書きたい事が溜まっているのに、どうでもいいような情報を探しているときには周りの仲良しの友達がぐんぐん水をあけて前に突き進んで遠くに見えなくなっちゃう風景が頭に浮かぶし、
母の用事を電話などでやろうと思いつつ出来ないときは、叔父や叔母の顔が浮かんできて「ちょっと、ちゃんとやってあげてくださいや」としかめっ面で言われたりするような気がするし、
兄の事なんかを考えると周りの苦しんでいる人たちが「も〜〜どうにかしてくださいよ!!!」と怒りを顕にしているような気持ちになって申し訳なさでいっぱいになるし、
楽しい事をしているときも「ブログを書けば自分も楽しいし、誰から見ても楽しんでいるんだなってわかってもらえるからいいんじゃないの?」と日替わりで色んな人に言われている気分になってるし(ブログを読んでくれている友達だったり、母だったり、よく話をする友達だったり)、
眠る前は、簡単な瞑想をするんですがこれまた日替わりで色んな人に「な〜んかやり残してる事があるんじゃないの・・・?」と冷ややかな目で見つめられるし・・・
常に色んな人から、特に自分からのツッコミが激しすぎて、
よくもノイローゼにならなかったと自分に感心するばかり。
頭の中が取り出せたら何千人の人が出てくるのだろう。
そしてこうやって書き始めて確信するのだけど、
だ〜〜〜〜〜れもそんなこた気にしてない!!!ってこと!!!
もう、どうでもいいから好きに生きましょう!自分(笑)